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Enterprise JavaBeans : ウィキペディア日本語版
Enterprise JavaBeans
Enterprise JavaBeans (EJB) とは、JavaBeans仕様と同様のものを、ネットワーク分散型ビジネスアプリケーションのサーバサイドで実現した仕様のこと。セキュリティ機能などを備える。SunJavaEE仕様の中でビジネスロジックをモデル化およびデータの永続化のために作成した。データベースやアプリケーションサーバーなどで実装されている。
== 歴史 ==
EJBは元々、OMGCORBAやSunのRMIといった分散オブジェクトに由来する技術であり、RMIをベースにビジネスロジックを実装するコンポーネントとして誕生した。最初の実装はJavaの誕生から3年後の1998年頃に登場している。こうした経緯から、当初策定されたEJBはリモートアクセスを想定した複雑な実装が必須となっており、デプロイメント記述子と呼ばれるXMLの設定ファイルもかかせないものだった。また、EJB 1.0では主要な要素としてセッションBeanのみが定義されており、エンティティBeanはオプションという扱いであった。2003年のJ2EE 1.4で定義されたEJB 2.0では、EJBが分散オブジェクトとして使われることは稀であるという実情を踏まえ、ローカルインタフェースの追加が行われている。またメッセージ駆動型Beanが仕様に組み込まれた。
しかしEJBの仕様は依然複雑なものであり、EJBに代わってより軽量なSpring FrameworkPOJOといった考え方を用いる動きが活発化する。こうした流れを受け、2007年のJava EE 5で定義されたEJB 3.0では、DIやPOJOといった考え方を取り入れる形で仕様の全面的な見直しが行われる。EJBの各クラスは単なるPOJOとなり、J2SE 5.0で導入されたアノテーションによりEJBとしての宣言を行う形式とされた。設定ファイルも不要となり、エンティティBeanは独立した永続化フレームワークであるJava Persistence APIに置き換えられた。〔
その後も改良は続けられており、2009年のJava EE 6で定義されたEJB 3.1では、シングルトンセッションBeanの追加や、セッションBeanを中心とするコンポーネントのみを抽出したEJB Liteと呼ばれるサブセットの定義が行われており、2013年のJava EE 7で定義されたEJB 3.2では、非同期処理のEJB Liteへの導入や不要となったエンティティBeanが仕様から取り除かれるなどしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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